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2021年9月期 第1四半期 決算説明会

2021.02.12

  2021年2月12日開催の機関投資家向け決算説明会と同内容のコンテンツを展開させていただきます。

ダウンロード資料についてはこちらをご確認ください。

  それでは2021年9月期の第1四半期の決算について、サマリを私、本田よりお伝えさせていただきます。

  まず売上高76.9億円、EBITDA5.4億円ということで、ともに過去最高の数値を達成いたしました。

  特に、
・新型コロナウイルスの影響が、タクシーサイネージ(「広告・マーケティング(国内)」、「IRIS(持分法)」:売上、EBITDA)とAPAC(「広告・マーケティング(海外)」:売上、EBITDA)を中心にまだ残っていること
・IRISにおけるシンガポール拠点撤退に伴う損失の影響が一時的に発生したこと(「IRIS(持分法)」:EBITDA)
・インティメート・マージャー社の株式一部売却により、同社が連結グループから外れたこと(「DMP」:売上EBITDA)
上記のような影響が生じている中で、前年同期の2020年9月期と異なり、投資事業に依拠することなく、本業部分の収益のみで過去最高の利益を出すことができました。

  前回の中計では、投資家の皆さまからの期待を数字で裏切ることとなったため、数字で投資家の皆さまからの信頼を回復していくしかないと全社一丸となって取り組んできたことを、まずはしっかりとお伝えできる結果になったと考えています。

  事業別の詳細については各管掌取締役からの説明に委ねる一方で、私からのメッセージとして強調したいことは、今回中核事業である国内広告事業が明確に回復・再成長しているということです。

  “Focus on the good stuff”という、ターゲティング偏重からの脱却を意味する、中期経営計画達成に向けたグループスローガンを当社は掲げておりますが、今回の国内広告事業の再成長は、この中核をなす、プレミアムな媒体を中心に扱うことで、ターゲティングに強く依拠しない広告事業が非常に力強く伸びていることによる影響が大きいです。特に、投資家の皆さまからターゲティングを前提とするビジネスの成長持続可能性について懸念を示されているであろう中で、明確に我々は違う成長軌道を実現していくという、その一歩をしっかりと示すことができました。

  一方、海外においても、Playwireが非常に力強く成長しています。我々の規模感の会社が、アドテクの本場であり、市場規模も各段に大きな米国の企業をグループ入りさせ、大幅に成長させたというのは率直なところかなりレアな成功事例であると考えています。現地経営陣との厚い信頼関係をもとに、2023年9月期に向けて、第2四半期からは投資フェイズに入りますが、同社の成長についてはかなりご期待いただきたいと考えております。

  以上のとおり、第1四半期は非常に順調に推移しております。後ほど永井からも報告がありますが、社内の予算と比較してもかなり上振れした数字で各段階利益は推移しており、事業面では、国内・海外ともに今期末に向けて現時点で大きな不安材料はなく、極めて順調に推移しております。そのため、本来であれば第1四半期ではありますが、業績予想を修正するべきであろう水準となっております。

  また、第2四半期以降の見通しについて、特に新型コロナウイルスの影響に関しては、後ほど時吉からも報告がありますが、前年は緊急事態宣言で最もネガティブな影響を受けたタクシーサイネージ事業も、今回の緊急事態宣言では、その最中にあっても、回復基調を超えてむしろ過去最高の売上を超える可能性も出てきております。

  このように、1月以降の緊急事態宣言も現時点ではそこまで大きな事業インパクトはなく、順調に推移しておりますが、まだ新型コロナウイルスの影響については非常に読みづらいところもあり、3四半期残す中で現時点で業績予想の修正にまで踏み切るのはまだ時期尚早であろうということで、保守的に今回は業績予想の修正は行わないという判断をしております。

  まだまだ新型コロナウイルスの影響などがあり、世界的に油断はできない状況ではありますが、新しい中計の船出として、投資家の皆さまに力強いメッセージを伝えられる、そういった決算になったのではないかということで、私からのメッセージを締めさせていただきます。

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