2022年9月期 第2四半期 決算説明資料
2022.5.13
続きまして、私、竹内から海外グループの事業について説明させていただきます。
海外グループとして、第2四半期は売上高が前年同四半期比+14.1%の38.7億円、EBITDAが前年同四半期比31.0%増の2.5億円でした。
米国のPlaywireについては、日本円ベースで売上高29.0億円、EBITDA2.1億円と前年を上回る売上高、EBITDAを達成しております。一方で第2四半期はご存じの通り、円安が急速に進行いたしました。当該為替の影響を除いたドルベースでの前年対比では、売上高で前年同四半期比+13.3%、EBITDAはほぼ同水準となっています。
当初計画との比較でいうと、売上については、米ドルベースではほぼ計画の通りで推移しております。想定を大きく上回る成長を遂げた第1四半期までと比較して、一旦は成長が落ち着いて来ておりますが、当社の当初計画とほぼ同じで、想定していた通りに堅調な成長をしております。
足元では人員増強を行っているためにほぼ計画通りに前年対比で販管費が増えており、これと売上成長による粗利の増加が概ね同じレベルの金額になったことから、ドルベースでのEBITDAは昨年度とほぼ同水準で微増となりました。計画と比較しますと、若干粗利率が良く、また若干販管費も少なかった分、ローシーズンで元々小さめのEBITDAの計画比では、+41.9%の着地となっております。
台湾のadGeekにつきましては、第2四半期は2月が底となるローシーズンで元々貢献が少ない四半期です。前年対比で見ると成長は維持しているものの、新型コロナウイルスの影響もあり売上の戻りが遅く、売上、EBITDAともに計画より小さい数字での着地となりました。第3四半期も新型コロナウイルスの影響が残る状況ではありますが、営業を強化してキャンペーン獲得の増加に取り組んでまいります。
タイの経済停滞は徐々に回復傾向になりつつあるようですが、DigitivとDotGFの2社は新型コロナウイルスの影響も残る中で売上を伸ばせない状況が続いています。内製化等での利益改善努力により黒字は維持いたしました。
持分法適用会社であるインドネシアのThriveは、第2四半期好調でEBITDAに貢献いたしました。
海外グループ事業については以上の通りの状況です。総括しますと、米国のPlaywireについてはほぼ計画通りの堅調な成長と利益面の計画比プラス。その他のAPACについては、台湾adGeek、タイの2社は売上拡大面で苦戦しつつ黒字を確保し、Thriveの貢献でEBITDAは計画比プラスとなりました。
ウクライナ情勢、米国金利上昇、さらには今後の新型コロナウイルスの動向等、予断を許さない状況が続きますが、引き続きマイナス影響を抑えつつ今後の回復・成長に備えてまいります。