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2020年9月期 通期決算説明会

2020.11.13

  次に、通期の連結決算サマリをご報告させていただきます。累計で売上高248.8億円、EBITDA5.1億円、連結経常利益で△2.2億円となります。

  前年度の2019年9月期にかなり大きな赤字を出したことと比較して、新型コロナウイルスの影響や主要メディアとの取引が完全に終了した影響が通年で及ぼされたことなど、ネガティブな影響も大いにありましたが、その中でもPlaywireの成長や基幹事業であるDSP事業の収益回復、投資事業の収益貢献開始、昨年度かなり注力した不採算の事業・拠点の撤退の影響により、無事に営業利益・EBITDAベースで黒字に回復いたしました。かなりの逆風の中でのこの数字ということで、来期の業績予想について後ほど触れますが、ひとまず会社としての収益回復はかなりの度合いで達成できたものと考えております。一方で、CBのリファイナンスのために行ったSBI証券からの40億円の資金調達費用、円高による為替差損、新型コロナウイルスの影響を受けたIRISの持分法投資損失の影響で、連結経常利益以下は一過性の要因が大きくあるもののマイナスになりました。

  こちらが、通年の累計値での、売上・EBITDAの推移となります。

  第3四半期の決算説明の中でも触れさせていただきましたが、比較的新型コロナウイルスの影響の緩和が早かった海外事業が売上・収益を完全に牽引しているほか、投資事業も収益貢献を開始するなど、3年前と比較してかなりバランスのとれた収益ポートフォリオに転換しております。

  続けて、20年9月期の実績と業績予想値の比較となります。

  まず、売上については予算に対して達成率92%ということで、業績修正に至らない範囲ではあるものの未達となっております。新型コロナウイルスの影響が28億円ということで、これがなかりせば業績予想をやや超える程度の水準に着地したと見込んでおります。

  一方で、当社の主要指標であるEBITDA、営業利益については業績予想の数字を達成しております。今期は収益の回復をしっかりと達成する年度ということで、投資家の皆さまへお伝えしておりましたが、新型コロナウイルスの逆風を受ける中でのEBITDA、営業利益ベースでの業績予想数字達成ということで、収益性の回復についてはある程度結果を出せたと考えております。もちろん、当初中計でお示ししておりましたEBITDA30億円には大きく未達ということで、この振り返りについては経営チームとしても真摯に反省をしており、改めて近日中に公表する次期中計の説明の中で、しっかりとご説明させて頂きます。

  一方、これに対して、経常利益については大幅に未達となっております。要因は当初見込んでいなかった、SBI証券からの40億円の資金調達費用、円高による為替差損、新型コロナウイルスの影響を受けたIRIS等の持分法投資損失の影響となります。こちらについては、いずれも一過性のものと考えているものの、業績予想数値を達成できなかった点については真摯に受け止めております。

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