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2020年9月期 第3四半期決算説明会

2020.08.14

  最後に、今回の決算について総括をさせていただきます。

  全体として、新型コロナウイルスの影響は受けつつも、この3年間取り組んできた事業ポートフォリオの多様化が目に見える形で業績に表れることで、苦しい状況下でも最低限「守れた決算」と考えております。
  具体的には、3年前には売上がなかったPoetsやグローバルアプリ広告事業、Playwireが収益基盤をしっかり下支えしております。また、昨年来取り組んできた不採算事業・子会社からの撤退・縮小をかなりスピーディに進めてきたことも、今回「守れた」要因になりました。特に昨年は赤字でしたが現在はしっかりと黒字貢献してくれているグローバルアプリ広告事業を残す判断を含めて、正しいタイミングで正しい判断ができたと考えております。

  加えて、子会社の整理や不採算事業の縮小にあたっては、昨年初めに出資をいただいた伊藤忠商事にも、組織としてまた出向メンバー個人としてもかなり貢献をしてもらっております。本命の同社との提携事業については、次の中計でしっかりと収益貢献を目指していくことになりますが、その部分を除いたとしても、正しいタイミングで正しいパートナーと資本業務提携ができたと考えております。

  もちろん、2017年に策定した中期計画の目標数値に到達していないことは、当社としてしっかり反省すべきことと重く受け止めております。一方で、新たに次の収益の柱になりうるTVer PMPやSilverPush、本日お伝えしたカンムの順調な成長などは明るい兆しとしてございます。当初思い描いていたスピードよりは遅れておりますが、全体として正しい道を進んでいることをぜひともご理解いただいたうえで、反省を踏まえて現在策定し、次回公表する予定の新しい中期計画について、ご期待ください。

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